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オーピーバイオファクトリー
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オーピーバイオトピックス

プレスリリースの記事一覧

2010/12/15

日本経済新聞 (2010年12月15日)

国際物流・バイオに期待

仲井真弘多沖縄県知事の2期目がスタートした。米軍普天間基地移設など基地問題だけでなく、高失業率や低い県民所得など苦境から抜け出せない沖縄経済の振興も大きな課題だ。
観光やIT(情報技術)産業に次ぐ県経済の柱をどう育成するのか。
2011年度末で期限切れの沖縄振興特別措置法に代わる新法制定をはじめ、政府との交渉力も問われる。

「いろいろと芽は出ているんです。」仲井真知事は10日の記者会見で、沖縄経済の潜在力に自身をのぞかせた。

県が期待するのは豊富な海洋資源を活用したバイオ・健康産業の発展。県の助成を受け、沖縄周辺の海洋生物から抽出したエキスを大手製薬会社に販売するベンチャー企業も育っている。
沖縄科学技術大学院大学で海洋環境などの研究も始まっており、研究成果とのビジネス化や企業との共同研究などに期待が高まる。
民間シンクタンク、海邦総研(那覇市)の伊波貢経営企画部長は仲井真県政について
「1期目で観光、ITを着実に根付かせたことは評価できる。沖縄には健康関連産業などで独自技術を持つ企業が多い。こうした産業のブランド化を進め、県外に発信できれば沖縄経済を押し上げる原動力になる」と指摘する。



2010/10/27

http://mytown.asahi.com/aichi/news.php?k_id=24000571010280008

【国連地球 生きもの会議】

遺伝資源 国内も豊か

2010年10月27日

写真

白神山地の世界自然遺産指定地域にほど近いブナ林で土壌を採集する秋田県総合食品研究センターの高橋慶太郎さん=秋田県八峰町

●医薬品など利用 微生物や植物
【白神山地や沖縄の海に】

 医薬品などに微生物や植物の特性を利用する遺伝資源。国連地球生きもの会議(生物多様性条約第10回締約国会議=COP10)で進む国際 的なルールづくり「遺伝資源の利用から生じる利益の公平な配分(ABS)」の議論は、途上国=資源国先進国=利用国という構図で 白熱している。だが、日本国内にも、秋田・青森県にまたがる白神山地の土壌や沖縄県の海の微生物など、豊富な遺伝資源が眠る。国内の遺伝資源をどう守るの か。こちらのルールも未整備のままだ。(神田明美)

 青森県境に近い秋田県八峰町の白神山地。世界遺産に指定されている地域にも近いブナ林は、大人の背丈を超えるササが茂り、多様な草花がはえ、低木も林立する。土壌は落ち葉が重なり湿っている。
 9月下旬、秋田県総合食品研究センターの高橋慶太郎さん(55)が、この林に入った。ガイドの工藤英美さん(73)は「森の中では外来種の植物は見かけ たことがない」。高橋さんは、ブナの苔むした根元の周辺の土壌を小袋に次々に入れていく。1度に150~200袋になる。
 白神山地での土壌採集は1997年から始め、今回を含め20回以上になる。県総合食品研究センターが酵母研究の第一人者、故小玉健吉さんとともに共同で研究を始めた。
 「8千年間、ほぼ同じ自然環境が続いているブナ林。強くて人にとって有用な微生物が生きている可能性が高い」
 高橋さんの読みは当たった。小玉さんが世界遺産指定地域で、監督官庁の許可を得て最初に採集した土壌から年に生まれたのが「白 神こだま酵母」。増殖性が高く冷凍や熱に強い。発酵力が強く、従来の天然酵母の欠点を克服していた。パン用の天然酵母としてヒット商品になった。
 現在まで、酵母2種類、乳酸菌2種類が商品化。微生物は1万5千株を冷凍保存している。土壌でも4700袋を冷蔵保存している。地球温暖化で白神山地の 気候がブナ林に適さなくなるという研究結果もある。高橋さんは「いまの白神山地の土壌を保存したい。現在の技術で分離できない微生物もあり将来のために残 しておく」と話す。
 那覇市の海洋生物抽出のベンチャー企業「オーピーバイオファクトリー」は、海綿や海藻の海洋生物資源から微生物や抽出エキスを開発している。許可を受け、週1回程度、沖縄本島や石垣島周辺の海で採集する。これまで製薬会社など約30社と取引した。
 勤めていた海洋調査会社から独立して4年半前に起業した金本昭彦社長は、会社設立の理由を「開発で自然資源がどんどん失われているのを見て、いま有効に利用していかないとなくなる」と話す。「自然が保全されてこそ人に役立つ資源が得られる」

●利益配分 ルール未整備

 「遺伝資源の利用から生じる利益の公平な配分」は、条約や任意のガイドラインで定められているものの、違反しても法律が制定されていない国では法的な拘束力がない。
 国内法を整備しているのは、策定中も含めて途上国を中心にカ国程度。生きもの会議で合意を目指す「名古屋議定書」は、条約締約国が法的な拘束力で仕組みを作ろうというものだ。日本にも法律はない。
 白神山地では、世界遺産の指定地域に入ったり土壌を採集したりするのに監督官庁の許可が必要だ。自然公園など生物の採集に規制がある地域も許可がいる。
 しかし、こうした規制のない場所で世界遺産と同じような自然が残る森もある。9月下旬に秋田県の高橋慶太郎さんが入った場所もそうだ。ガイドの工藤英美さんは「海外の人が森で土壌を採集していたら、ガイドに連絡をもらうよう、目を光らせないといけないね」。
 オーピーバイオファクトリーは、米国の製薬会社と取引の交渉中だ。「日本には法律がなく利益を地元に還元する仕組みがなく、もし直接、海外から資源を採 取にきても止めるすべがない。わたしたち沖縄の企業が間に入って環境を保全しながら資源を利用し、地元にも利益が配分されるようにしてはいるが......」と金 本社長は話す。


2010/07/28

日本経済新聞 (2010年7月28日)

ニムラとオーピーバイオ マレーシア海域で

生物資源探索のオーピーバイオファクトリー(那覇市、金本昭彦社長)とニムラ・ジェネェティック・ソリューションズ(東京・品川・二村聡社長)はマレーシア海域の海洋生物資源の探索・分析で業務提携した。
年内にも微生物や植物プランクトンなどの採取を始める。
海洋生物資源から抽出した有効物質を、医薬品や化粧品などの素材として提供する計画だ。オーピーバイオは石垣島周辺など沖縄の海域で海綿など海洋生物資源を採取。
ニムラはマレーシアやブータンの陸地で微生物や植物を採取し、それぞれ有効物質を製薬会社などに提供してきた。
マレーシア海域で採取する海洋生物資源を両者の研究施設で分析し、がんや生活習慣病向けの新薬やバイオ燃料などエネルギーの原料となる有効物質を探す。
有効物質を発見できれば知的財産は両者で共有し、国内外の製薬会社などに利用権を供与する。
ニムラはマレーシア政府から同国の生物を採取し有効物質を探る権利を取得している。










2010/07/28

日本経済新聞(2010年7月28日)

ニムラと生物資源探索 沖縄の経験活用

海洋生物の収集・分析のベンチャー、オーピーバイオファクトリー(那覇市、金本昭彦社長)はニムラ・ジェネティック・ソリューションズ(東京・品川)と提携し、マレーシア海域で微生物や植物プランクトンの採取に乗り出す。
亜熱帯気候の東南アジアは多様な生物の宝庫といわれる。両者がそれぞれ海と陸で培った研究ノウハウを結集し、新薬や化粧品の「種」を探る。
生物資源については生息する国に属すると定めた「生物多様性条約」があり、民間企業が単独で海外で採取するのは難しい。ニムラはマレーシア政府から同国で生物を採取する権利を得ており、オーピーバイオはニムラとの提携で事業領域を拡大。
一方、ニムラは海洋生物資源の研究が得意なオーピーバイオのノウハウを活用できる。
オーピーバイオは植物プランクトンなどの培養や評価技術をニムラに給与する。沖縄県うるま市とクアラルンプールのそれぞれの研究施設で化合物を抽出し、がんや感染症dなどに効く有効物質の発見を目指す。
人材交流や情報交換も積極的に実施する計画だ。
オーピーバイオは従来、採取した海洋生物資源のエキスをサンプルとして製薬会社などに提供してきた。昨夏からは研究体制を強化し、特定の病気に対する有効性の検証も開始。
国内の大手製薬会社から海洋生物資源の採取から分析まで一括受注している。
今後は2012年度開校予定の沖縄化学技術大学院大学(恩納村)との共同研究も視野に入れる。
生物資源から医薬品として実用化できる確立はきわめて小さいが、的中すれば「数千億円規模のビジネスに発展する」(オーピーバイオ)。
「世界一の生物資源メジャー」を目指すという沖縄発のベンチャーが動き出した。

2010/02/24


 東洋のガラパゴスと言われ、さまざまな動植物が生息する亜熱帯の島・沖縄。世界有数のサンゴ礁にはぐくまれた豊かな海には、まだ名前も付けられていない 生物が多く潜んでいる。それらの生物が作り出す未知の有用な化合物を収集し、薬品や化粧品、健康食品の開発に生かそうとする企業がある。

 オーピーバイオファクトリー(那覇市、金本照彦社長)は石垣島を拠点に海綿やソフトコーラルなどを回収してエキス化。得られた化合物を蓄積してい る。集めた化合物を製薬会社などに提供し、特許権収入を得るビジネスに取り組む。化合物を集める作業はスクリーニング(探索)と呼ばれ、創薬の工程で最上 流に位置する。目的の化合物を加工・分析し、動物実験を行い、人間を対象とした臨床実験を経る長い道のりの第一歩だ。

 金本社長はスクリーニングの作業を「泥臭い仕事」と表現する。ボンベを背負って海に潜り、生物を収集するスクリーニングの作業は探索に近い。さま ざまなポイントで潜り、時には見たこともない生物に出会うこともある。生物をアルコールに漬けて化合物を抽出し、一つ一つ分析する作業は地道な職人芸だ。 今後は深海探査船でさらに深い海で探索することも検討している。


 昨年は石垣島沖合の海綿から神経細胞の突起を伸ばす化合物を発見。アルツハイマー病の治療に可能性があるとして名古屋大学と研究を進めている。

 アオカビからペニシリンを発見して約80年。陸上生物を起源とする化合物の研究は進み、新しい発見が少なくなった。科学技術で化合物を強引に合成する手法も、これまで目立った実績を挙げられずにいる。時代は海洋生物に新しいリソース(資源)を求めている。

 同社の取り組みに興味を示し、スクリーニングを依頼する企業も出てきた。昨夏から、目的の化合物を探索して分析結果を提供する受託スクリーニング で化粧品メーカー数社と契約を結んでいる。資料として同社が蓄積した貴重な化合物を使うことや、新たな生物資源の探索に高度な専門知識が必要なため、受託 料は数千万円から億単位と破格だ。研究が進めば契約金額が上乗せされるマイルストン契約を結ぶため、大きな発見につながれば利益も大きい。

 新薬の開発は全世界で年間十数件と極めて少ないが、金本社長は「早めに取り組みを始めればブロックバスター(年間1千億円以上を売り上げる薬品)も夢ではない」と語る。


平成22年2月24日(水) 琉球新報

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